特定技能ビザを取得し、飲食料品製造業界に就労したい場合には、飲食料品製造業特定技能1号技能測定試験と日本語試験に合格しなければなりません。


それでは一体、この飲食料品製造業特定技能1号技能測定試験はどういった試験なのでしょうか?

以下で解説いたしますので、確認してみましょう。

□受験資格
受験資格者は、以下の①と②を満たす方で、日本国内で試験を受験される方は①及び②の全てを満たす方となります。
① 試験日において、満17歳以上の方
② 在留資格を有している方

□試験内容

飲食料品製造業特定技能1号技能測定試験は、「一般社団法人外国人食品産業技能評価機構」が実施します。試験は現地の言葉で、コンピューター・ベースド・テスティング(CBT)方式又はペーパーテスト方式で行われます。

学科試験(100点)と実技試験(50点)で構成されています。

学科試験では、HACCP等による一般的な衛生管理、労働安全衛生に係る知識を測定されます。
実技試験では、図やイラスト等を用いた状況設定において正しい行動などを判断する判断試験及び所定の計算式を用いて必要となる作業の計画を立案する計画立案試験等により業務上必要となる技能水準を測定されます。

それでは、実際の試験の詳細な内容を以下で解説いたしますので、確認してみましょう。

項目1)食品安全・品質管理の基本的な知識

 食品安全の必要性
 食中毒に関する知識

項目2)一般衛生管理の基礎

 作業前、作業中、作業後の衛生及び安全の心得
 5S活動の取組み
 異物混入管理

項目3)製造工程管理の基礎

 原材料管理
 製造工程の管理と注意事項
 製品の管理
 アレルギー物質の管理

項目4)HACCPによる衛生管理

 HACCPとは
 危害要因分析
 HACCP7原則
 HACCP衛生管理の基本

項目5)労働安全衛生に関する知識

 職場の危険防止対策
 作業手順と5Sの励行
 異常事態発生時の対応

以上、飲食料品製造業技能測定試験についての解説です。