日本で就労する際に、ネックとなるえるものの中に、
があるでしょう。日常生活はもちろんですが、就労している中でも、言葉が通じない場合、様々な場面で支障をきたすと思います。
そこで、「特定技能」ではビザ取得の要件として日本語の習熟に関するものが設置されています。
つまり、「特定技能ビザ」を取得する為には、特定産業分野毎の試験だけでなく、日本語に関する試験にも合格しなければならないということです。
それでは日本語の試験とは具体的にどのような試験が設置されているのでしょうか。
以下にまとめましたので、一緒に確認していきましょう。
こちらの試験は、独立行政法人国際交流基金が実施する日本語テストとなります。
特定技能制度の開始に合わせてスタートしたテストで、内容も特定技能に特化したものになっています。
現在、日本では実施されておらず、モンゴル、ネパール、ミャンマー、ベトナム、カンボジアフィリピン、インドネシア等の海外で実施されています。
詳しい試験日程や、受験申込、サンプル問題等は、以下のリンク先のページにて記載がありますので、よろしければご確認くださいませ。
国際交流基金日本語基礎テスト(14分野共通)
https://www.jpf.go.jp/jft-basic/
こちらの試験は、独立行政法人国際交流基金と公益財団法人日本国際教育支援協会が実施する日本語テストとなります。30年以上の歴史がある日本語テストで、長年外国人の日本語能力を証明するテストとして利用されてきました。
難易度がN1~N5の全部で5段階にわかれており、数字が若くなる程、内容が難しくなっています。特定技能ビザを取得する為には、N4以上の日本語能力が求められることとなります。こちらの試験は国際交流基金日本語基礎テストとは違い、日本でも実施されているのが特徴です。
詳しい試験日程や受験申込等は、以下のリンク先のページにて記載がありますので、よろしければご確認くださいませ。
日本語能力試験
https://www.jlpt.jp/
原則として、以上2つの試験のどちらかに合格すれば日本語能力については、要件を満たしたことになります。
しかし介護分野のみ、特別な日本語試験が設置されており、その試験にも合格する必要があるのです。
介護分野の場合、国際交流基金日本語基礎テスト(14分野共通)又は日本語能力試験のみならず、この介護日本語評価試験にも合格する必要があります。
実施機関は厚生労働省で試験時間は30分、問題数は15問となっています。
詳しい試験日程等は、以下のリンク先のページにて記載がありますので、よろしければご確認くださいませ。
介護分野における新たな外国人材の受入れ(在留資格「特定技能」)について
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_000117702.html
以上が、日本語に関する試験についての解説になります。