特定技能ビザを取得し、自動車整備業界に就労したい場合には、自動車整備分野特定技能評価試験と日本語試験に合格しなければなりません。

それでは一体、この自動車整備分野特定技能評価試験はどういった試験なのでしょうか?

以下で解説いたしますので、確認してみましょう。

□受験資格
受験資格者は、以下の①と②を満たす方で、日本国内で試験を受験される方は①及び②の全てを満たす方となります。

① 試験日において、満17歳以上の方

② 在留資格を有している方

□試験内容

自動車整備分野特定技能評価試験は、「一般社団法人日本自動車整備振興会連合会」が実施します。

試験は日本語(漢字にはルビが付されます)で、カタカナで表記される専門用語については英単語が併記されます。
試験は、学科試験と実技試験で構成されています。試験の形式はCBT方式です。

・学科試験

出題形式は、真偽法(○×式)で行われます。問題数は30問で、試験時間は60分です。
学科試験の科目は以下の通りです。

構造、機能及び取扱法に関する初等知識
点検、修理及び調整に関する初等知識
整備用の試験機、計量器及び工具の構造、機能及び取扱法に関する初等知識
材料及び燃料油脂の性質及び用法に関する初等知識

・実技試験

出題形式は、いくつかの課題について作業試験または図やイラスト等を用いた状況設定において正しい判別、判断を行わせる判断等試験により行われます。問題数は3課題で、複数の設問が設けられており、試験時間は20分です。

実技試験の科目は以下の通りです。
簡単な基本工作
分解、組立て、簡単な点検及び調整
簡単な修理
簡単な整備用の試験機、計量器及び工具の取扱い

 

以上、自動車整備分野特定技能評価試験についての解説です。